将棋の羽生善治竜王(48)が11月21日、順位戦A級5回戦で阿久津主税八段(36)と対局中だ。羽生竜王は、この対局で史上7人目となる通算2000局を達成。四段昇段後から32年11カ月3日での達成は、谷川浩司九段(37年8カ月15日)を抜いて、史上最速となった。
佐藤天彦名人への挑戦権をかけたA級は、10人中4人の棋士が5回戦まで終え、豊島将之二冠が5戦全勝で単独トップ。4回戦までで1敗は羽生竜王、広瀬章人八段、三浦弘行九段の3人で、いずれも豊島二冠との直接対決を残していることから、この4人を中心に挑戦権争いが繰り広げられる。前回、挑戦しながら名人位を獲得できなかった羽生竜王としては、先手番で迎える本局でしっかりと白星を重ねたいところだ。過去の2人の対戦成績は、羽生竜王を16勝1敗と大きく勝ち越している。
対局の持ち時間は各6時間。AbemaTVではこの対局を終了まで生中継する。
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