<大相撲九州場所>◇十四日目◇24日◇福岡・福岡国際センター
優勝を掛けた大一番、1敗の小結・貴景勝(千賀ノ浦)が2敗の大関・高安(田子ノ浦)に引き落としで敗れて優勝は千秋楽に持ち越しとなった。
立ち合い、意地とプライドを賭けて激しく真っ向からぶつかった両者。貴景勝が大関を力強く突きはなし、止めを刺すべく土俵際に詰め寄ったその時、高安がくるりと体を一回転させると、体勢を崩した貴景勝が両手をついて土俵に前のめりに倒れた。
AbemaTVで解説を務めていた元前頭・若兎馬は「互いにいい立ち合い。その後は貴景勝だったが、一瞬でした。土俵際には魔物が潜んでいますね」と高安の起死回生の一回転、そして、今場所一番ともいえる土俵際のドラマに興奮を隠せない様子で話した。
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