就労は難しいと考えられ、現状では障害者雇用制度の枠組みからも外れている重度障害者たち。その問題の解決につながるかもしれない試みを行っているカフェが26日にオープン、作家の乙武洋匡氏が取材した。
 テーブルに着いた乙武氏の眼の前に現れたのはロボット。声を聞いた乙武氏は、それが知り合いのものであることに気付いたようだ。
 ここ「DAWN ver.β」は、「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」の患者や脊椎損傷など、これまでは就労の対象とされてこなかった重度の障害を持つ人たちが遠隔操作で接客をする"分身ロボットカフェ"だ。今回、約10名の障害者が交代で注文や接客業務を行っている。