女流棋界の「最速最強」決定戦、女流AbemaTVトーナメントの放送が12月2日からスタートする。開幕戦には、いきなり優勝候補の大本命・里見香奈女流四冠（26）が登場。香川愛生女流三段（25）と対戦する。
同棋戦は持ち時間各7分、1手指すごとに7秒加算される「フィッシャールール」が採用され、読みはもちろんだが、時間が切迫する中でどれだけ思い切りよく判断できるかが重要だ。男性棋士によるAbemaTVトーナメント（持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算）では、序盤に時間を使わずに指し進める、さらには自玉をしっかりと囲って時間を稼ぐという戦術も見られた。
事前にAbemaTVがファンにアンケートを取ったところ2082票が集まり、里見女流四冠の勝利を予想した人が72％だった。対局は三番勝負で、2勝した者が勝ち進む。
◆女流AbemaTVトーナメント 持ち時間各7分、1手指すごとに7秒が加算される、チェスでも用いられる「フィッシャールール」を採用した女流棋士による超早指し棋戦。推薦枠の女流棋士、予選を勝ち抜いた女流棋士、計8人がトーナメント形式で戦い、1回の対戦は三番勝負。優勝者は、第1回大会で藤井聡太七段が優勝した持ち時間各5分、1手指すごとに5秒加算の「AbemaTVトーナメント」に、女流枠として出場権を得る。
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