先月19日、日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された。ゴーン氏は現在、東京拘置所内にある3畳程度の単独室で身柄を勾留されているといわれ、「本が欲しい」「寒い」「お菓子が欲しい」などの要望を口にする様子も伝えられている。その写真や話を見聞きするなり「懐かしいな」と漏らした人物がいる。大王製紙前会長の井川意高氏だ。
2011年11月、ギャンブルの深みにハマった井川氏は子会社から無担保で巨額の資金を借り入れて損害を与えたとして会社法違反(特別背任)で逮捕され、現在のゴーン氏と同じ境遇に身を置いた経験がある。12月2日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』に出演した井川氏は、MCを務める千原ジュニアに促されると現在のゴーン氏の状況について自身の経験と推測を交えて東京拘置所の内情について語り始めた。