2017年6月、東名高速であおり運転を受けて停車させられたところ、トラックに追突され死亡した萩山嘉久さんと妻の友香さん。嘉久さんの母・文子さんは3日、事件に対するやり切れない胸の内を語った。
 「(息子は)この子を入れて3人だったんだけど、一番若い子を亡くしたことはたまんないよ、親としては。一生忘れない」
 この日、同事件で危険運転致死傷罪などに問われた石橋和歩被告の初公判が開かれた。石橋被告は、事実関係について「追い越した方向が違う」「被害者を掴んだのも胸ぐらではなく左腕」など一部誤りがあるとしたものの、概ね内容を認めた。しかし、弁護側は何の罪に問われるかについては争う姿勢を見せている。