将棋の竜王戦七番勝負第7局が12月20日、山口県下関市「春帆楼」で始まった。2期連続8期目の竜王位を目指す羽生善治竜王(48)は、この対局に勝ち防衛すれば、タイトル通算100期の大偉業を達成する。一方、挑戦者の広瀬章人八段(31)に敗れ失冠すると、27年ぶりにタイトルを1つも持たない“無冠”となる。長年、将棋界を牽引する第一人者の“運命の一局”に、1日目から多くの報道陣が詰めかけた。振り駒の結果、対局は広瀬八段の先手番となった。