「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の人気コーナー『モンスターハウス』に出演し、お茶の間に“笑いと衝撃”を届けているお笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃん。すっかり“ゲスキャラ”が定着したクロちゃんの第一の被害者として挙げられるのが、アイドルグループ「恵比寿マスカッツ」の神崎紗衣だ。
二人の因縁は4カ月前に遡る。神崎のことを一方的に気に入ったクロちゃんの度重なる執拗なアプローチに対して、準備期間2カ月という壮大なお仕置きドッキリを仕掛けた神崎はその間、スタッフ無し、カメラ無しで週4回のデートを重ねた。そして、ドッキリは無事に完結。と思った神崎だったが、クロちゃんの行動は収まらず、ときにエスカレートすることもあったという。
「コワかったです。怖さというよりは、恐さ。それは恐れのような感覚でした。お仕置きでケリがついたと思っていたのですが、それ以降も連絡はありました。中には『おはよう』ってメッセージが来て、送られてきた自撮り写真を見ると、撮影場所が自宅マンションの前で背筋が凍ったことも……。まるでサイコパス。デートを重ねた期間中、別れ際に『愛してるよ』と目を見て囁かれたときはリアクションに困りました」
普段のクロちゃんは至って優しいというから「タチが悪かった」と振り返る神崎は、その優しさに見え隠れする「本心と下心」のコントロールの巧みさに言及すると、次のように続けた。
「よくマッサージをしてくれました。ただ、『胸のリンパを流してあげるね』というのがクロちゃんの決まり文句で、今思えば、胸のリンパさえ本当かどうか……。マッサージは基本的に優しさの表れだと思っていましたが、クロちゃんは本心と下心のバランスが絶妙。断れない雰囲気をつくるのが上手いんです。それに芸能界の先輩として、熱心にアドバイスもしてくれました。恵比寿マスカッツの収録で一緒になった時は、反省会という名目でご飯に誘われることも多々ありました」
モンスターハウスに出演以降、「絶頂のモテ期」を公言しているクロちゃん。そんな現在の姿を見て、神崎は何を感じているのか。
「実はモンスターハウスの放送が始まる直前まで、私も毎日、莉音ちゃんと同じことを電話で言われていました。『守ってあげる』と。はっきりと目が覚めたというか、『あぁ、すべて嘘だったのか』と……」
あの手この手で自分の欲望を満たすことに必死のクロちゃん本人は、すっかり定着してしまった“ゲスキャラ”について気にする様子はあまりないという。それを証拠に「この先どんなイメージがつこうが、ちゃんさえ(クロちゃんによる神崎の呼び名)だけには嘘をつかない」と真剣に話していたらしい。
そんな神崎は過去に、糖尿病治療から退院直後のクロちゃんとラムしゃぶデートをして批判を浴びた。気になるクロちゃんの病状について「糖尿病の方はEDリスクが高い」と聞いた神崎はその際、本人に「大丈夫?」と尋ねた。「毎日元気、毎日やってるしんよ」という答えに対しては「どこで、何をしてるんやろうなぁ(苦笑)」と、出身の関西弁が思わずポロリ。思い返せば思い返すほど呆れる様子の彼女に「もし、地球上の男が“クロちゃん一人”になったらどうする?」と聞くと、次のように答えた。
「そんな地球は嫌。クロちゃんは人間じゃなくて妖怪やから、もはや地球とも呼べません。彼は右耳の後ろに毛を生やす“右耳毛人(みぎみみげじん)”です」
神崎は13日、AbemaTVの通販番組「買えるバトルクラブ」でクロちゃんとの因縁対決を繰り広げた。互いにお勧めする逸品を持ち寄って行われる販売バトルでクロちゃんが勝利した場合、そのご褒美として神崎の胸を触ることを宣言しているクロちゃん。その最終的な結末、神崎の運命は20日23時から放送される同番組で明らかになる。
胸を揉まれることは避けたい神崎は「マズイですよね。今まで何度も膝頭を舐められていますし、クロちゃんは炎上モンスター。“やる男”ですからね。スタッフが止めても、絶対に襲ってくると思いますから……」と気が気ではない様子。“やる男”という言葉が、誉め言葉にならないあたりが、クロちゃんの凄さだろうか。
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