11月30日に開幕したDDTのリーグ戦「D王グランプリ」、その決勝戦のカードが決定した。

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(12月15日の名古屋大会で最後のリーグ公式戦を終え、決勝進出を決めた潮﨑と竹下。トップレスラー同士の初対決だ)

(C)DDTプロレスリング

A・B各ブロックで1位となり、12月30日の後楽園ホール大会で対戦するのは潮﨑豪と竹下幸之介。注目の初対決だ。勝者は2月17日の両国国技館大会でKO-D無差別級王座に挑戦することになる。

Aブロックでトップになった潮﨑は、プロレスリング・ノアの中心選手の一人。GHCヘビー級、全日本プロレスの三冠ヘビー級など数々のタイトルを掴んでいる。このリーグ戦も、現KO-D無差別級王者の佐々木大輔に喫した1敗のみで乗り切った。最終戦では、DDTのエース格であるベテラン・HARASHIMAに豪腕ラリアットで勝利を収めている。

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(パワフルな闘いぶりはDDTでも健在。HARASHIMA戦でもチョップ、ラリアットで観客を沸かせた潮﨑)

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Bブロックを抜け出した竹下は、初戦でマイク・ベイリーに敗れる苦しいスタート。最終的に2敗、青木真也と同点になったが、直接対決で勝利した竹下が決勝に進出することに。

昨年3月にKO-D戴冠、DDTの頂点に立ち、今年4月までベルトを守ってきた竹下(最多防衛記録を樹立)。ベルトを失ってからは自らを「フリーバード」と称し、王者の責任から解き放たれたことで新たな強さを得てきた。“鬼門”と捉えていた高梨将弘戦では、新技ファブルも初公開している。

里村明衣子、伊藤麻希といった女子選手との試合でもインパクトを残し、D王リーグ戦では青木真也と「プロレスリングの寝技」で渡り合って勝利。竹下の底力と“プロレス頭”はキャリア最高値を更新中だ。

潮﨑が勝てば、両国大会メインの座の一つを他団体の選手に奪われることになる。それを分かった上で、潮﨑は「俺を止めれるのか?」と挑発してみせた。

しかし竹下は「12月30日は潮﨑豪を止めるんじゃない、竹下幸之介が潮﨑豪を超えるんや」と返答している。リーグ戦の決勝というだけでなく、タイトル挑戦権を他団体に渡さないというだけでもない。「竹下幸之介vs潮﨑豪」というシングルマッチには、そうした枠組み以上の価値があると考えているのだ。

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(新技ファブル(スワンダイブ式スワントーン)で勝ち星を重ねた竹下。このリーグ戦にかける思いは強い)

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確かに、この一戦は現在の日本マット界を代表するレスラー同士の激突だ。DDT新世代エースの竹下にとって、潮﨑からの勝利は大きな勲章になる。

しかし潮﨑も「このリーグ戦に出たのは間違いじゃなかった。どの試合もやってよかった」と手応えを掴んでいるようだ。ホームリングのノアでは若い清宮海斗がGHC王者となり、新しい風が吹いている。その中で潮﨑は、DDT制覇という形で存在感と実力を示そうとしているのだろう。

「(竹下が)苦しい闘いを乗り越えてきたって言うけど、それは誰だって一緒。苦しくない闘いなんてないんだから。決勝では今まで経験したことがないくらい苦しい試合をさせてやる」

自信を隠そうとしない潮﨑を、竹下はどう攻略するのか。まさに大勝負だ。

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