12月20日、21日に将棋の竜王戦七番勝負第7局が山口県下関市「春帆楼」で行われ、挑戦者の広瀬章人八段(31)が羽生善治竜王(48)に167手で勝利し、新竜王となった。七番勝負の成績を4勝3敗として、将棋界最高峰のタイトルを獲得した。一方の羽生「前竜王」は27年ぶりにタイトルを1つも持たない“無冠”となり、通算タイトル100期の大偉業は持ち越しとなった。
この結果に、将棋ファンとして知られる著名人も思いを吐露。タレントのつるの剛士はTwitterで広瀬新竜王誕生に触れた後、「羽生先生タイトル通算100期ならずでしたが、27年間という長い間タイトルを絶えず保持し続けていたことが既に前人未到の偉業!」と羽生前竜王の功績を称えた。そして「羽生先生がこれからどんな伝説を創ってくれるのか将棋ファンのひとりとして楽しみです」と、前向きにこれからの羽生前竜王への期待感をつづった。
ライトノベル「りゅうおうのおしごと!」の原作者である小説家の白鳥士郎もTwitterで「羽生竜王は1991年3月14日の棋王獲得以来、10140日ぶりに無冠となりました」と伝えると、「1万日以上もタイトルを保持し続けていたという事実に震えます…」と改めて羽生前竜王の偉大さに言及。そして「両先生、本当にお疲れ様でした」と熱戦を終えた両者をねぎらった。
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