アメリカ発世界株安の影響を受け、年末には1年3か月ぶりに2万円代を割り込んだ日経平均株価。安倍総理は今年10月には消費税を10%に引き上げる方針だが、景気減速の心配はないのだろうか。
今年10月、2014年11月、2016年6月と、これまで10%への引き上げを2度先送りしてきたことについて問われた菅官房長官は「リーマンショックのようなものがない限りには引き上げるということだ」と回答しているが、今回の株安を受け、野党からは再び懸念の声が上がっている。12月25日、立憲民主党の福山哲郎幹事長は「あれぐらい"上げる、上げる"と言われているんだから上げると思うが、逆に言えば謙虚に世界経済や国民生活の実態をご覧いただくべきではないか」と指摘。共産党の小池晃書記局長も「こういう状況で消費税を10%に上げたりしたら、目も当てられないような事態になるんじゃないかなと」と警鐘を鳴らした。