芸能界から女子プロレスにチャレンジするパターンが珍しくない現在のマット界だが、当然ながら問われるのは実力だ。加えてファンは“プロレス濃度”も重視する。その選手がどれくらいプロレスを好きで、のめり込んでやっているかを感じ取るのである。単に「お仕事」でやっていては、ファンの心は掴めない。
(スタンドでもグラウンドでも力量の違いを見せつけた大畠。しかし厳しい攻撃を受けたことも白川には大きな経験だ)
その意味で、もともと年に数十回も観戦するほどのプロレスファンだったグラビアアイドル・白川未奈は“適性充分”だった。昨年8月、ベストボディ・ジャパンプロレスのリングでデビュー。そこからメキシコ遠征、DDT両国国技館大会参戦、11月からは東京女子プロレスにレギュラー参戦している。友人でもある“筋肉アイドル”才木玲佳やアップアップガールズ(プロレス)など、アイドル・タレント兼レスラーが多く出場している団体だ。それだけにやりやすさがある一方、ライバル意識も刺激されると白川は言う。