1月13日から始まる大相撲の初場所(東京・両国国技館)に前頭十枚目で臨む阿炎(錣山)が、4場所連続の負け越しを喫した先場所に言及。「地力の差が出た」と振り返り、改めて悔しさを滲ませた。
「九州場所では自力の差が出て、後半に7連敗をしてしまった。2場所連続となる終盤の連敗(9月の秋場所では十日目から6連敗)なので、初場所に向けては気持ちの切り替え方などを変えて、頑張ろうと思っている」と話し、終盤での気持ちの切り替えをポイントに挙げた阿炎。とくに十四日目に取り直しの末、阿武咲(阿武松)に押し出しで敗れた一番に話が及ぶと、「肘の具合が良くなく、取り直しの一番は集中できていなかった。迷っているうちに押し込まれ、恥ずかしい結果になってしまった」と肩を落としたが、「来場所はやってやろうと思っている」と初場所でのリベンジを力強く誓った。
新入幕で迎えた平成三十年の初場所には二桁の10勝を挙げていることから、“縁起のいい初場所”での巻き返しに向けて「昨年の10勝、それ以上を目指していきたい」と意気込んだ阿炎。
「ビッグマウスは(初場所も)健在です」と持ち前のサービス精神と笑顔でインタビューを締めくくったが、5場所ぶりの勝ち越しを決め、心からの笑顔をファンに見せることができるのか注目したい。
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