大関取りを賭けて臨んだ九州場所で、7勝8敗とまさかの負け越しを喫した御嶽海(出羽海)。13日から始まる平成最後の初場所は小結に番付を下げての再スタートとなるが、「平成最後の九州場所、その千秋楽、最後の取組で大関に勝てたこと(高安を下した)は締めくくりとしては良かった」と持ち前のポジティブ思考は健在だ。
間近に迫った初場所について「色々と期待されると思うので、期待に応えられるようにぼちぼち頑張っていきます」と笑顔を交えながら控えめに話すと、話題は「2019年の抱負」に及んだ。
「今年はあまり大きいことは言わず、ぼちぼち頑張っていきます」と持ち前の“ビッグマウス封印”を宣言した御嶽海だったが、「2019年の注目力士」について問われると、一瞬は真顔で、その後、笑顔で御嶽海節を炸裂させた。
「あー、います。御嶽海ですね」
その理由について本人は「やっぱりアイツは強い。突き押しが良いですね。気合が入っているときは怖い存在です」といつもの笑顔をのぞかせた。するとそのコメントの直後、阿武咲(阿武松)と竜電(高田川)が偶然近くを通りかかった。笑顔で手を振った阿武咲と竜電に対して「僕よりイケメンの人は帰ってください」と冗談で応じた御嶽海。その様子から先場所の負け越しを引きずる様子は感じられなかったが、今場所にかける思いには並々ならぬものがあるはずだ。
「アイツは強い」と自らを鼓舞するように語った御嶽海の初場所は、13日に東京の両国国技館で幕を開ける。
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