<大相撲初場所>◇四日目◇16日◇東京・両国国技館
小結・御嶽海(出羽海)が関脇・貴景勝(千賀ノ浦)を寄り切りで下し、全勝対決を制して初日から4連勝とした。
26歳の御嶽海、22歳の貴景勝と、いずれも昨年初優勝を遂げた期待の若手同士の好取組だったが、立ち合いから圧力をかけたのは御嶽海。貴景勝の強烈な突き放しをもろともせずに密着すると、強烈なおっつけで相手の上体を起こし、磐石の内容で寄り切った。横綱・稀勢の里が引退し、次世代の日本人力士の台頭が待ち望まれる中で、長く三役にいる御嶽海が、改めて地力を見せつけた。
AbemaTVで解説を務めた立田川親方(元小結・豊真将)は「貴景勝の突き放しに、ここまで密着できる力士は今いない。御嶽海が圧力で勝った。一枚上手でしたね」と絶賛していた。
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