ブラジル出身力士、初の賜杯へ！　魁聖、土俵際逆転で1敗キープ　白鵬を追走

＜大相撲初場所＞◇中日◇20日◇東京・両国国技館

　前頭八枚目・魁聖（友綱）が、前頭四枚目・琴奨菊（佐渡ヶ嶽）をすくい投げで破り、7勝目（1敗）を挙げた。

　今場所は初日から元気のいい相撲を取り続けていた魁聖だが、苦手にしている琴奨菊に立ち合いから一気に土俵際まで追い詰められたものの、俵に足がかかってから大きな体をいかして粘り腰。最後はすくい投げで逆転勝利を手にした。これまでモンゴル、アメリカなど海外出身力士が優勝賜杯を抱いてきたが、魁聖はブラジル出身（2014年に日本に帰化）。南米出身力士として初めて賜杯を手に出来るか、後半戦に注目が集まる。

　AbemaTVで解説を務めた陸奥親方（元大関・霧島）は「今場所、魁聖は元気ですね。あの残りも、今までなかった」と、好調ぶりを指摘していた。

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