1月26日に後楽園ホールで開催される「Krush.97」。3月に2度目となる一大イベントK'FESTA.2」を控えるK-1に先駆けてのK-1グループの2019年の開幕を告げる大会となるが、この大会で3大タイトルマッチのメインイベントで大トリをつとめる西京春馬にとっては、Krushでのフェザー級王座防衛とともに、再びK-1のタイトル戦線に名乗りをあげるためにも重要な大会となる。
2015年のK-1甲子園優勝から順調にプロでもステップアップを続け、2017年小澤海斗に2連勝しKrushフェザー級(当時のKrush-58kg)タイトルを奪取。一躍次世代エースに名乗りをあげた西京。2018年6月には武尊が返上した第2代フェザー級王座を目指すべく決定トーナメントに参戦するも、Krushで3月に一度勝利している村越優汰にTKO負けを喫するという屈辱を味わった。
その後、拳・胸の骨と複数の怪我が長引き、自身のメンタルの立て直しも含め、7カ月間の休養を要した。1月9日の公開練習の際には「一度格闘技のことを忘れて、ケガから回復してからちょっとづつフィジカルからはじめて」と新年1月の復帰までのプロセスを明かしていた。
今回の挑戦者・江川優生は、現K-1スーパー・バンタム級王者 武居由樹と同門のPOWER OF DREAM所属。タイトル初挑戦となるが、K-1のリングで大滝 裕太、覇家斗との試合を制し2連勝と好調だ。西京も「独特のリズムがあるので飲まれないように、1Rから自分の距離で試合がしたい」と序盤から主導権を握りたいと抱負を語っている。
西京不在の間にK-1/Krushでも大きく勢力図が変わりはじめている。同門の先輩にあたる卜部弘嵩のフェザー級転向、芦澤竜誠が躍進し存在感を示し、ジムをシルバーウルフへと移籍し再起をはかる小澤海斗の存在も無視できない。そして最終的には村越優汰が保持するK-1 WORLD GP フェザー級王座が当面のターゲットとなりそうだ。
まずは今回の後楽園ホール大会「Krush.97」で、保持しているKrushフェザー級を防衛し復帰戦を飾ることが必須条件となるが、3月の「K'FESTA.2」での村越優汰と卜部弘嵩のK-1フェザー級タイトルの勝者に、6月に両国国技館で開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN」で挑戦するのが次なるターゲットとなるだろう。場合によっては卜部弘嵩との同門による禁断のタイトル戦も十分に考えられるが、2018年一度歩みを止めた西京春馬の戦いがどのように再び動きだすのか注目したい。
なおKrush97.の模様はAmeba格闘チャンネルで1月26日17時10分から生中継される。
(C)AbemaTV
西京春馬が7カ月ぶりの復帰戦!
1/26 18:00~ 【新年1発目興行!】Krush.97 後楽園ホール
【対戦カード】
▼トリプルメインイベント第3試合(第9試合)/Krushフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
西京 春馬 vs 江川 優生
▼トリプルメインイベント第2試合(第8試合)/第7代Krushスーパー・ライト級王座決定戦/3分3R・延長1R
松下 大紀 vs 鈴木 勇人
▼トリプルメインイベント第1試合(第7試合)/第4代Krushバンタム級王座決定戦/3分3R・延長1R
萩原 秀斗 vs 晃貴
▼第6試合/初代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
K-Jee vs 工藤 勇樹
▼第5試合/初代Krushクルーザー級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
杉本 仁 vs 俊雄
▼第4試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R
伊澤 波人 vs 和夢
▼第3試合/Krushライト級/3分3R・延長1R
瓦田 脩二 vs 蓮實 光
▼第2試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
松本 篤人 vs 迅也
▼第1試合/Krushウェルター級/3分3R・延長1R
加藤 虎於奈 vs 海斗
[プレリミナリーファイト]
▼第3試合/Krushスーパー・バンタム級/3分3R
山脇 魁斗 vs 龍斗
▼第2試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R
足利 和正 vs 齋藤 祐斗
▼第1試合/Krush女子アトム級/2分3R
豊嶋 里美 vs 菅原 美優