将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメント4日目が1月28日に行われ、過去11回中5回の優勝を誇る羽生善治九段が、現在1回戦で千田翔太六段と対戦中だ。羽生九段は昨年、準決勝で藤井聡太七段(当時五段)に敗れ、6度目の優勝を阻まれた。過去、複数回優勝したのは羽生九段だけという相性のいい棋戦で、史上最多となる45回目の一般棋戦優勝へのスタートを切った。
 タイトル通算99期という実績を誇る羽生九段は、一般棋戦でも44回優勝。大山康晴十五世名人と並ぶ史上1位タイ記録だ。持ち時間40分の早指し棋戦である朝日杯では、過去11回開催された中で、複数回の優勝は羽生九段ただ一人。2013年からは3連覇も達成している。1回戦で勝利した場合、同日の午前中に1回戦を勝ち抜いた渡辺大夢五段と、午後7時からの2回戦で対戦する。