(妹であるユキとの合体攻撃を山下に決めたのどか。ここからはシングルでの本領発揮のチャンスになる) 
 昨年、恒例のイッテンヨン(1.4)後楽園ホール大会で才木玲佳を下し、王座奪還に成功した山下。それ以降、東京女子プロレスのシングル戦線はTOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王者・山下実優の独走状態が続いている。今年の1月4日は伊藤麻希相手に防衛してみせた。V7は自身が持つ同王座の最多防衛記録をさらに更新するものだ。キックを中心とした試合ぶりの迫力だけでなく、試合に臨む姿勢や醸し出す雰囲気も含め、今の山下はチャンピオンとしての風格充分。それだけに挑戦の名乗りをあげるのも簡単ではない状況だろう。実際、1.4以降チャレンジャーは現れていなかった。