先月31日、自民党・二階俊博幹事長が率いる二階派にかつて民主党政権の中心メンバーとして活躍した無所属の細野豪志衆院議員(静岡5区)が特別会員として入会することが了承された件について、3日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』で厚労大臣や東京都知事などを歴任した国際政治学者の舛添要一氏(70)が「節操がない」と言い放った。
さらに「民主党政権で大臣まで経験した人。小粒なら分かりますが、政策はどうなんですか? ということが何も語られていない」と今回の細野氏の行動に疑問符を投げかけた舛添氏は「彼のことは若い頃から、国会議員になる前から知っている。いい奴なんだけど、少し焦り過ぎた感がある。早く日の当たるところに行きたいという気持ちがあったのでは」と細野氏の心中を推し量った。
細野氏に一定の配慮を示した舛添氏とは対照的だったのが、ネット時事問題に詳しい文筆家の古谷経衡氏(36)。古谷氏は2012年に民主党が下野した直後に細野氏が執筆した著書の内容に触れ「自分の人生は(旧)民主党再生のために捧げると序文に書いていた。それが実際は、小池百合子現・東京都知事が2017年の衆院選前に立ち上げた希望の党について行って党の分裂を招き、そして自民党二階派入り。早く議員辞職すべき」と強い口調で議員辞職を迫ると、東大卒の元日経新聞記者で現在は社会学者として活動する鈴木涼美氏(35)も「日本の大きい野党を再起不能にさせ、自民党の一党体制にした戦犯」と断罪した。
すると、細野氏の初当選時の仰天エピソードを明かし、政治家としての資質に疑問を呈したのが大王製紙前会長・井川意高氏だった。
「細野氏とは個人的なエピソードがある」と切り出した井川氏は「私がまだ大王製紙の専務だった頃、前原誠司さんから頼まれて細野氏の最初の選挙を応援したことがある」と話すと「細野氏の選挙区に子会社の工場が3つ4つありました。それまで立場的には政権与党を応援してきたのですが、自民党のポスターを剥がし、細野氏のポスターを貼って、みんなで拍手をして送り出したんです」と当時の様子を詳細に振り返った。
その結果、見事初当選を果たした細野氏だったが、井川氏の話はこの後が本番だった。
「自民党の議員は選挙慣れしていることもあってか、当選したら午前1時だろうが、留守電であってもお礼の言葉を残すものです。しかし細野氏からは何の連絡もなく、連絡があったのは、前原氏から連絡があった直後の一回のみ。当選したら“なしのつぶて”。後日、前原さんが会社にいらしたときに『ところで、細野はご挨拶に来ましたか?』と言われたので『電話一本、もらっていません』と答えたら、その場で前原さんが電話を掛けましてね。後日アポがあったのですが、11時に来る予定が、当日10時くらいに電話があって『すみません、今日ちょっと用事ができたので』と言って結局来ることはありませんでした。そういう人間なんですよ」
呆れた様子でエピソードを明かした井川氏にMCを務める千原ジュニアが「そうなんですか。それは政治家以前に人として……」と驚いた様子で応じると「どうかな」と、井川氏が短く答えていた。
(C)AbemaTV
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