1月31日の衆院本会議において、安倍晋三首相が「毎月勤労統計について不適切な調査が行われ国民の皆様にお詫び申し上げます」と謝罪した。
 今月1日には賃金構造基本統計について、決められた調査法が行われていなかったことを把握しながら総務省への報告が遅れていたことを受け、根本匠厚生労働大臣は政策統括官だった大西康之氏を更迭し「統計の信頼回復のために最大限の努力をしていかなければならない」と話すと、報告漏れがあったことについて「大変遺憾」と発言。一連の流れを受け、自民党厚生労働部会長の小泉進次郎氏は「厚労省は回っていない。全体のガバナンスが効いていないところが相当あらわになっている。大変不安を覚える」と厚労省の現状を真っ向から批判した。