牛丼チェーン「すき家」、回転寿司チェーン「くら寿司」と、アルバイト店員が投稿した悪ふざけ動画が拡散し、問題になる事例が今年に入っても相次いでいる。さらに7日にはカラオケ「ビッグエコー」の店員による過去動画が再び拡散したことから、運営元の第一興商が改めて謝罪文を公表する事態に追い込まれた。
 動画が発覚した翌日には「くら寿司」運営元のくらコーポレーションの株価は下落。しかしネットトラブルに詳しい法律事務所アルシエンの清水陽平弁護士によると、食材・清掃費・休業補償といったことについての損害賠償が認められる可能性が高いが、株価の下落や閉店について従業員やバイトの責任を問うことは、因果関係の立証の点から難しいとしている。