将棋の朝日杯将棋オープン戦の準決勝・決勝が2月16日に行われる。昨年、同棋戦で史上最年少となる15歳6カ月で一般棋戦初優勝を果たした藤井聡太七段(16)は、羽生善治九段以来となる複数回優勝、連覇に挑戦する。午前10時30分からの準決勝では行方尚史八段(45)と対戦、勝利すれば渡辺明棋王(34)と千田翔太六段(24)の勝者と、午後2時30分からの決勝でぶつかる。
 藤井七段は昨年、準決勝で羽生九段(当時竜王)、決勝で広瀬章人竜王(32、当時八段)に勝利し、最年少優勝の快挙を達成。デビュー以来の29連勝達成に匹敵する大きな話題となった。本戦トーナメントからの出場となった今期も初戦で稲葉陽八段(30)、2回戦で糸谷哲郎(30)と、いずれも順位戦A級で活躍する棋士に続けて勝利。圧巻の強さで準決勝に駒を進めてきた。