競泳の池江璃花子選手が白血病を公表したことを受けての発言が国会の場でも大きな批判を浴びている桜田義孝・オリンピック・パラリンピック担当大臣。火消しに追われる中、13日の衆議院予算委員会で「昨日の私の発言の中で『がっかりしている』『盛り上がりが若干下火になるか心配だ』という点については、配慮を欠いたとお詫びをし、撤回をさせていただきたいと思う」と謝罪した。
 しかし、ネット上には問題視されている「がっかり」の前後の発言を踏まえると、それほどひどいことは言っていないのではないか、との指摘も上がっている。実際、問題となっている囲み取材の映像を見てみると、「金メダル候補ですからね」の発言の前には「病気のことなんで早く治療に専念していただいて、一日も早く元気な姿に戻ってもらいたいというのが私の率直な気持ちだ」と語っており、「がっかりしております」の後にも「やはり早く治療に専念して頑張っていただいて元気な姿を見たいですよ」と続けており、全体的に池江選手のことを気遣い復帰を期待しているとも受け取れる内容となっている。