人気アニメ「コードギアス」シリーズの企画プロデューサーを務める谷口廣次朗が、映画「コードギアス 復活のルルーシュ」制作発表時のサプライズと、同シリーズにおける徹底した情報統制について明かした。
2月20日放送のAbemaTV「声優と夜あそび」では、映画「コードギアス 復活のルルーシュ」の公開を記念して同シリーズを特集。解説役としてゲスト出演した谷口は、2016年に行われた10周年のアニバーサリーイベントで「コードギアス 復活のルルーシュ」の制作を発表した際のエピソードを披露した。谷口によると、同作に出演していた主演級の声優陣にも、サプライズのため続編の制作は伏せていたという。
楽しそうに「ファンの方はもちろん、演者さんたちにも衝撃が走っていましたね」と振り返った谷口に対して、ヒロインのC.C.役を演じたゆかな(「フルメタル・パニック!」テレサ・テスタロッサ役など)は「この作品は結構そういうところがあるんです」と苦笑交じりにコメント。「谷口悟朗監督の“谷口ギアス”で、いつ、誰に情報を伝えるか決められている」と作品中に登場する特殊能力を引き合いに出しつつ、「コードギアス」シリーズならではの情報統制について明かした。
企画プロデューサーというポジションで作品に携わった谷口は「テレビシリーズの収録時も、先の展開を知ってしまうとそういった演技になってしまうので、あえて演者さんにはお伝えしなかったりもしました」と“秘密主義”の理由を説明した。「監督にもそういう面がありますし、作品に関わっているプロデュースサイドの人間も、悪い言い方をするとみんな結構意地悪なんですよね」と谷口が語ると、ゆかなは「キャストが『えー!?』『きゃー!』って騒ぐのを見て楽しんでいるんだろうな、と思わなくもないです」と厳しい指摘。これには谷口も「そこはみなさんのリアクションを大事に……」とタジタジの様子だった。
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