2月22日、シンガポール・インドアスタジアムで開催されたONE Championship「ONE：CALL TO GREATNESS」。本大会にも日本から3選手が参戦し、初参戦の三浦彩佳がそれぞれ1Rで一本勝ちの鮮やかな勝利を収めた。
パンクラス女子1位の三浦彩佳はラウラ・バリ（アルゼンチン）とのデビュー戦。パンクラスのトップランカーと世界戦略を進めるONEの女子軽量級のレベルを推し量る要素としても非常に重要な試合となった。
柔道の経歴もある三浦は、得意の組み合いの展開から見事なクビ投げを決め、袈裟固めから顔面への打撃、アームロックと手際よく勝ちパターンに持ち込んで1本勝ちを収めた。
試合後は勝利に号泣する三浦、鮮烈なONEデビューを果たしたが試合後のインタビューでは「試合に出るまでの検査で引っかかって、ギリギリまで出られるか分からなくて。シンガポールに来るまでもジムの長南さんにも迷惑をかけて、やっとここまで来て、絶対に勝たなきゃという思いがあって、試合で勝てて嬉しくて……泣いてしまいました」と試合前の裏事情を明かした。
またリプレイで振り返ったフィニッシュについては「プラン通りでいつもこの形でしか勝ててないです」と振り返った。インタビュアーも「素晴らしい柔道スタイル」と絶賛した三浦の勝利、3月の東京大会開催に向けて日本勢にとっても弾みとなりそうな「ニューヒロイン誕生」を感じさせる涙、涙のデビュー戦となった。
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