先月5日、東京・赤坂の路上で貴金属取り扱い会社の男性二人が暴行を受け、現金約8300万円が入ったキャリーバッグを奪われる強盗傷害事件が発生した。事件直後にカンボジア国籍のドゥオン・サブーン容疑者ら男三人が、七日には主犯格とみられる指定暴力団山口組系の組員・本多涼容疑者がそれぞれ、強盗傷害の疑いで逮捕された。しかし、今月に入って事件は進展をみせる。18日、同容疑で19歳の男子大学生が逮捕された。捜査関係者によると、この大学生は犯行の指示役とされ、関東の有名大学に通う1年生で頭脳明晰だという。