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(SUGIデビュー15周年マッチは、本人の歴史を感じさせる豪華メンバーの6人タッグ)

 2月11日、後楽園ホールで覆面レスラー・SUGIのデビュー15周年記念興行が開催された。SUGIは闘龍門からデビューして以降、みちのくプロレスやメキシコのAAAなどでさまざまなリングネーム=キャラクターで活躍。2012年に起こした事件でマット界から姿を消したが、現在はZERO1に所属している。

 紆余曲折のプロレス人生だが、この記念興行にはZERO1の選手だけでなく豪華なゲスト選手も多数参戦している。メインイベントはSUGI&ウルティモ・ドラゴン&ザ・グレート・サスケvs新崎人生&新井健一郎&めんたい☆キッド。全員がSUGIと縁の深い選手たちであり、特にウルティモとサスケは、SUGIが「2人の師匠」と呼ぶ恩人だ。プロレスファンなら誰もが知るビッグネームがSUGIを挟んで並び立つ光景は壮観だった。

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(超高度のケブラーダを決めたSUGI)

 試合では、それぞれが闘う中で再会を喜びつつ得意技を出し合い、勝負であると同時にお祭りムードも充分。そんな中でSUGIはビーナス、アイコノクラスム、マッドスプラッシュと、自身のキャリアを総括するような技も繰り出していく。トップロープからのラ・ケブラーダも高さ抜群だった。

 最後はスワンダイブ式ドラゴン・ラナ「壇ノ浦」をアラケンに決めて3カウントを奪ったSUGI。試合後のインタビュースペースでは、「やっと“ただいま”“帰ってきたよ”と言える」と神妙なまなざしで語った。

 この興行はメインだけでなく前半戦から見所満載。宮本裕向ががばいじいちゃんとのタッグで「じいちゃん化」し、佐藤耕平はアジャ・コングと強力すぎるタッグを結成。SUGIを祝福する選手たちの闘いは、トータルでの盛り上がりも素晴らしいものになった。

撮影:村上由美

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