声優の浪川大輔(「ルパン三世」石川五ェ門役や「BLEACH」ウルキオラ・シファー役など)が、2月28日に生放送されたAbemaTV「声優と夜あそび」番組内で、独特の節回しで知られる若本規夫(「サザエさん」穴子役や「ドラゴンボールZ」セル役など)を羨む気持ちを明かした。
この日の「声優と夜あそび」では、木曜MCを務める浪川と谷山紀章(「文豪ストレイドッグス」中原中也役や「進撃の巨人」ジャン・キルシュタイン役など)の2人が「羨ましいと思う声優」をテーマに番付を発表。
浪川は「前頭」として大先輩である若本の名前を挙げ、「ものすごく格好いい役もできるし、『人志松本のすべらない話』のナレーションもできる。あのしゃべり方、羨ましくないですか。ゆっくりしゃべってもOKなんですよ。あれを発明したのがすごい」と力説した。
独特のうねるような“若本ボイス”について、浪川は「アニメには尺があるので、ゆっくりしゃべると次のカットにこぼれてしまうんですけど、若本さんクラスだとそれが許されるときがある。さすがですよ」と声優ならではの視点で解説。さらに浪川によると、武道に通じた若本には「山の上に住んでいる」「(鍛錬のために)刀を振っている」といった数々の“都市伝説”があるという。
すると谷山も、若本にまつわる“都市伝説”を紹介。ある収録現場で“兼ね役”のような形でモブの兵士役A(仮)を演じることになった若本が、倒される際の「やられ声」が長かったために、兵士役B(仮)としてスタンバイしていた別の声優のセリフがディレクターの判断でカットされてしまったことがあるという。浪川は「羨ましい」と圧倒的な個性を確立した大声優への羨望を口にしていた。