世界人口の1~8%程度と存在するといわれているが、セクシュアルマイノリティの中でも認知度の高くない「Asexual(アセクシュアル)」。ジェンダーやセクシュアリティについて研究している東京大学大学院の清水晶子教授によると、「性的に誰かに惹きつけられることがない」人を指し、さらに恋愛感情を持つ非性愛と、恋愛感情を持たない無性愛とに分類ができるという。
 アセクシャルの当事者からの相談も受けているという結婚相談所「カラーズ」代表の中村光沙氏は、性的欲求が少なく、恋愛に関して受動的ないわゆる「草食系」や「面倒くさいから恋愛しない」というようなタイプとは違うものだと指摘。「セクシュアリティというのは潜在的に持っているもので、それが表に出るか出ないか。面倒くさいといった理由の場合はアセクシュアルには該当しない」と話す。28日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、そんなアセクシュアルについて当事者を交えて議論した。