将棋の藤井聡太七段(16)が、順位戦C級1組最終11回戦で、都成竜馬五段(29)と対局中だ。午後6時から40分間の夕食休憩を挟み、いよいよ夜戦に突入。夕食休憩に入る前の残り持ち時間は藤井七段が2時間29分、先手の都成五段が2時間11分と、ほぼ同じ。
昨年、C級2組で全勝し1期抜けを果たした藤井七段だが、今期は自力昇級の可能性が、前回10回戦で近藤誠也五段(22)に敗れたことで消滅。逆転での2期連続昇級には、藤井七段を含めて4人が8勝1敗で並ぶ中、まずは藤井七段が都成五段に勝ち、近藤五段、師匠の杉本昌隆八段(50)、船江恒平六段(31)のうち2人が敗れることが条件となっている。(B級2組への昇級はC級1組の上位2人まで)。10回戦で話題となった杉本・藤井の“指定同時昇級”の可能性も残されている。
藤井七段は夕食で「バターライス」を注文。長期戦に備えて、しっかりエネルギーを補給していた。持ち時間は各6時間で、終局は今夜遅くになる見込み。AbemaTVでは、藤井七段の昇級に関わる全4局を、終局まで同時に中継している。
◆放送対局と昇級条件(左の棋士は10回戦までで全員8勝1敗 1回抜け番)
近藤誠也五段(6位) 対 増田康宏六段 近藤五段は勝利で昇級確定
杉本昌隆八段(7位) 対 千葉幸生七段 杉本八段は勝利で昇級確定
船江恒平六段(14位) 対 金井恒太六段 船江六段は勝利し、近藤五段か杉本八段いずれかが敗れると昇級
藤井聡太七段(31位) 対 都成竜馬五段 藤井七段は勝利し、近藤五段・杉本八段・船江六段の3人中2人が敗れると昇級