相次ぐ児童虐待などを受け、政府が「親から子どもへの体罰禁止」を明記した児童虐待防止法などの改正案の成立を目指している。また、東京都議会も、全国に先がけて"しつけ"を名目とする体罰の禁止を盛り込んだ虐待防止条例を議論する予定となっている。
そんな中にあって、教育における体罰の効用や必要性を訴えてきたのが、戸塚宏氏が運営する戸塚ヨットスクールだ。
その教育方法は徹底的なスパルタ式で、時には訓練生に手を上げ、きつい言葉を浴びせかける。そんな厳しい指導によって非行や登校拒否の子どもたちを更生させる施設として注目を集め、最盛期には約80人もの訓練生が在籍し、その多くが社会復帰を果たしたとしている。