世界に衝撃を与えた逮捕劇から108日、カルロス・ゴーン被告がついに保釈された。8日には家族と共に久々に外出、都内の公園で散歩を楽しみ、「この試練の中、そばにいてくれた家族や友人に非常に感謝しています。私は無実であり、根拠のない訴えに対して公正な裁判の中、全力で立ち向かっていきます」とのコメントを発表した。
 これまで2度にわたって却下されてきた保釈請求。弁護団は今回、ゴーン被告を説得し「事件関係者と接触禁止」「海外渡航禁止」「住居は東京都内に制限」、さらに「住居出入り口に監視カメラ」「インターネット接続不可。携帯電話のメールも禁止」「パソコン作業は弁護士事務所で」という異例の条件を東京地裁に提案、認められるに至った。