日本将棋連盟による3月18日週の公式戦は、一般棋戦で歴代最多となる45回の優勝を果たした羽生善治九段が22日に、王位戦の挑戦者決定リーグ戦・白組の1回戦に登場。叡王への挑戦を決めている永瀬拓矢七段と対決する。昨期は挑戦者決定戦で惜しくも敗れたが、今期は6人のリーグ戦に20代3人という顔ぶれの中、どう戦い抜くか。主な対局は以下のとおり。
3月18日(月曜日)
竜王戦1組出決 佐藤康光九段 対 松尾歩八段 (携帯中継)
大阪王将杯王将戦一次予選 中川大輔八段 対 遠山雄亮六段 (携帯中継)
大阪王将杯王将戦一次予選 永瀬拓矢七段 対 金沢孝史五段 (携帯中継)
ヒューリック杯清麗戦予選 里見香奈女流四冠 対 渡辺弥生女流初段 (携帯中継)
3月19日(火曜日)
王座戦二次予選 谷川浩司九段 対 山崎隆之八段 (携帯中継)
棋王戦予選 鈴木大介九段 対 大平武洋六段 (携帯中継)
大阪王将杯王将戦一次予選 西尾明七段 対 伊藤真吾五段 (携帯中継)
大阪王将杯王将戦一次予選 菅井竜也七段 対 島本亮五段 (携帯中継)
ヒューリック杯清麗戦予選 中澤沙耶女流初段 対 小高佐季子女流2級 (携帯中継)
3月20日(水曜日)
名人を3期連続で防衛中の佐藤天彦名人が、まだ経験がない竜王挑戦を目指して2組ランキング戦に登場。対する藤井猛九段は、その竜王位を1998年度から3期連続で保持していたことがある。ランキング戦は1組から6組に分かれて行われ、1組からは5人、2組からは2人、3~6組からは各1人が決勝トーナメントに進出。上位組ほど、挑戦権獲得までが近い変則トーナメントで、2組で優勝した場合は、2勝すれば挑戦者決定三番勝負に進出できる。勝者は2組準決勝で、西川和宏六段と対戦する。持ち時間は各5時間。
竜王戦2組 橋本崇載八段 対 佐々木勇気七段 (携帯中継)
王位戦挑決リーグ 木村一基九段 対 阿久津主税八段 (携帯中継)
王座戦二次予選 野月浩貴八段 対 近藤誠也六段 (携帯中継)
新人王戦 高野智史四段 対 渡部愛女流王位 (携帯中継)
3月21日(木曜日)
竜王戦4組 高見泰地叡王 対 島朗九段 (携帯中継)
棋王戦予選 村山慈明七段 対 佐々木慎六段 (携帯中継)
3月22日(金曜日)
竜王戦1組出決 丸山忠久九段 対 阿部健治郎七段 (携帯中継)
竜王戦2組 森内俊之九段 対 澤田真吾六段 (携帯中継)
竜王戦6組 近藤正和六段 対 横山大樹アマ (携帯中継)
王位戦挑決リーグ 羽生善治九段 対 永瀬拓矢七段 (携帯中継)
昨年、挑戦者決定戦で敗れた羽生善治九段が、王位挑戦を目指してリーグ戦1回戦に臨む。タイトル通算99期と、大台の100期にあと1つと迫っており、挑戦権を獲得すれば、もれなく大記録達成へ、再び大きな注目が集まることになる。対戦相手の永瀬七段は、2月に叡王への挑戦権を獲得したばかり。初タイトル獲得を目指す26歳の若手実力者が、第一人者を下して、弾みをつけられるか。持ち時間は各4時間。
王座戦二次予選 広瀬章人竜王 対 佐々木大地五段 (携帯中継)
王座戦二次予選 北浜健介八段 対 西田拓也四段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント 久保利明九段 対 三浦弘行九段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント 郷田真隆九段 対 阿部光瑠六段 (携帯中継)
(写真提供:日本将棋連盟)