「コマーシャルはもちろん降ろされるでしょう。テレビもまぁ、(自粛は)分からんでもない。映画とかこっち(観客)がお金を出す分に関しては、それ(自粛)は違う。映画製作委員会に容疑者がお金を支払うべき。一生懸命やった人間が日の目を見ず、薬物やってたヤツがこれだけ脚光を浴びるのは逆ちゃうかな……」
千原ジュニアが真顔で言及したのは、12日にコカインを使用した麻薬取締法違反の疑いでピエール瀧容疑者(51)が逮捕されたことを受けて広がる、芸能界での自粛騒動について。17日に放送された「Abema的ニュースショー」では、この問題について各ジャンルの識者による議論が行われた。
千原ジュニアに意見を求められたお笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓(43)が「去年、収録していた分が全てなくなるということがあった。で、オレのギャラは振り込まれなかった」と作品自粛に伴う、周囲への影響について明かすと、千原ジュニアは「そういうのを本人が支払うべきだ」と応じた。
この流れに続いたのは、文筆家の古谷経衡氏(36)。古谷氏は「僕は物書きだから、仮に自分が逮捕されたら、出版が回収というのは理解できる。ただし、映画やドラマは複合芸術、混合芸術。拓さんのような被害を受けた場合、損害賠償すればいい。明確なガイドラインが必要」と話した。
一方、瀧容疑者が出演し、主演を斎藤工、監督を白石和彌氏が務め4月5日に公開が予定されていた映画『麻雀放浪記2020』が“自粛回避”となる可能性に触れた千原ジュニアは「流れが変わるかもしれない。風穴を開けてくれたら」と期待を示した。
「お笑い芸人は絶対に薬はやってない」
その後、話は千原ジュニアが所属する吉本興業の薬物事情についても及んだ。この言葉に呼応するように鈴木拓も「お笑い芸人は一人もやっていない」と胸を張ると、千原ジュニアは元警察官が吉本興業に入ったことで、数カ月に一度コンプライアンスについて話しをするようになったことを打ち明けると、その元警察官が『これだけ人数がいて、これだけの団体で、これだけ薬物が入っていないのは不思議だ』と話したエピソードを披露した。
さらにその理由を考察した元警察官は「給料400円、500円で10年、20年もやり続けるなんて君たちはある種、すでにジャンキーだ。笑いという麻薬を知ってしまったから、止められない。ただ薬物に手を出す必要もない」と話したという。
すると鈴木拓はここぞとばかりに「でも、結構な割合で泥棒はいますけどね」とボケてスタジオの笑いを誘った。
(C)AbemaTV
【見逃し視聴】
「芸人は薬物をやっていない」千原ジュニア、吉本の薬物汚染“ゼロ”を熱弁も……
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