<大相撲大阪場所>◇九日目◇18日◇エディオンアリーナ大阪
関脇・貴景勝(千賀ノ浦)が、前頭五枚目・千代大龍(九重)を突き落としで下し、大関昇進へのラインとされている2ケタ白星にあと3勝となる7勝目(2敗)を挙げた。
貴景勝は先々場所で13勝2敗の成績で優勝。先場所は11勝4敗で、2場所合計24勝を挙げている。大関昇進の目安となる「三役で3場所合計33勝以上」には、9勝を挙げれば届く計算だが、場所前から文句なしの昇進には、2ケタ10勝が望まれていた。
立ち合いから激しく頭からぶつかり合うと、離れてはぶつかる、離れてはぶつかるの繰り返し。迫力ある攻防は、一瞬の突き落としで勝負が決まったが、館内からは大きな歓声が沸き起こっていた。
AbemaTVで解説していた元小結・旭道山は「両者、いい攻防でしたね。いいかましでしたよ。はたく、いなす。両者、やり残すこと1つもありませんね」と、激しい相撲内容をたたえていた。
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