<大相撲大阪場所>◇十日目◇19日◇エディオンアリーナ大阪
前頭十四枚目・豊ノ島(時津風)が、前頭十枚目・矢後(尾車)を寄り切りで下し、3勝7敗で、負け越し寸前で連敗を「5」で止めた。
アキレス腱断裂をはじめ、数々のけがを乗り越えて16場所ぶりとなる幕内出場を果たした豊ノ島だったが、2勝2敗で迎えた五日目から5連敗。負け越しに後がなかったが、この日は若い矢後相手に、立ち合いから迫力十分にぶつかっていき、両差しからの寄り。元気な取り口に、館内からも大きな歓声が沸き起こった。
今場所も残り5日間だが、幕内残留のためには1つでも多く白星を掴み取りたいところだ。AbemaTVで解説を務めた元小結・旭道山は「これが豊ノ島ですよ。下がらず2本差して前に出るという」と、持ち味が十分に出た相撲内容を称えていた。
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