国連は20日、2019年版の「世界幸福度ランキング」を発表した。日本は58位で、去年の54位から後退した。
156の国と地域で各3000人を対象に行われ、「1人当たりの国内総生産(GDP)」「健康寿命」「社会的支援の充実」「自由度」「腐敗度」「寛容さ」の6項目から分析されている同調査。トップはフィンランドで、デンマーク、ノルウェー、アイスランドと北欧諸国が続く。日本は過去最低の58位で、健康寿命は2位、GDPは24位と上位だったものの、自由度は64位、寛容さは92位と足を引っ張った。
実際に日本の寛容さは低いのか。AbemaTV『けやきヒルズ』は「寛容さが足りない瞬間」について渋谷で声を聞いてみた。
「外国人の方から声をかけられてもスルーしている人がいる」
「SNSでつぶやくのって自由だから、そんなに周りが反応しなくてもいいのかなと。炎上させてナンボっていう人もいる」
「(通勤通学)ラッシュの時に、みんな自分のことしか考えていないのか体当たりとか多いし、線路に財布を落としちゃったことがある。日常の公共の場でのルールが緩くなっているのかなと思う」
「ちょっと(肩が)当たっただけで睨みつけられたり」
寛容さが欠けた社会について「変えていこうと思っている」と話す仲岡しゅん弁護士。「コンビニとか飲食店とかすぐクレームをつける人がいるが、私はそういうのが大嫌い。逆に『ありがとう』『ごちそうさま』を言うようにしていて、すると店員さんに覚えてもらえたりして『仲岡さんだ』とサービスしてくれたりする。回り回って自分に戻ってくる」と実体験から語った。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)
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