横綱・白鵬(宮城野)が、15戦全勝で3場所ぶり42度目の優勝を果たした。自身の持つ全勝優勝の記録も「15」に伸ばした。優勝を決めた結びの一番では、下手投げを打った際に右腕を負傷。賜杯を抱く際には助けを借りる様子を見られたが、恒例の優勝インタビュー後には、痛みにこらえながら「平成最後なので」と館内のファンとともに、三本絞めをしてみせた。インタビューの内容は以下の通り。
-少し間の開いた大阪での優勝、いかがですか
私、大阪で初めて来て、入門も大阪で、そして平成最後(の優勝)が大阪っていうのも、本当にうれしいです。
-節目を大切にされる横綱、この場所前も稽古の様子や言葉からは平成最後の場所、並々ならぬ意欲を感じました。この15日間はいかがでしたか。
本当に場所前の稽古もよかったし、今年の大阪場所は「汗」を大事にしようということで臨みました。
-平成最後の取組、今日の結び、もう汗いっぱいの大熱戦でした。
ちょっと力入りました。本当によかったです。ありがとうございました。
-1つだけ横綱、心配なのは、右腕の状況なんですが…。
ちょっと投げにいった時、ちょっと痛めてしまって。ちょっと痛いです(苦笑)
-ただその中でも、渾身の力でしたね。
どうもありがとうございます。
-このところ、けがは難しいという表現もあった中で、休場明けの場所で15戦全勝優勝、改めてどうですか。
去年10月18日に右ひざ手術しまして、その中で東京の人工関節センターの杉本院長はじめ、病院のみなさん、部屋、親方はじめ、家族、本当にみんなの支えがあってこの優勝があると思います。この場を借り手、感謝します。
-次の夏場所からは平成の次の時代に入ります。平成で数々の大記録を打ち立ててきた横綱・白鵬関、次の時代に向けて何か思いはありますか。
次がどうなるかわかりませんが、本当に日頃から私は平成13年から入門し、平成に育ててもらいました。
数々の様々な問題がありましたし、その中で約9年前に名古屋場所が終わった後に、天皇陛下から手紙をいただいたことが、平成の大きな思い出だと思います。
大阪場所15日間、ありがとうございました。この後、支度部屋で後援者のみなさまと万歳をやると思いますが、平成最後なので、みなさんと三本で締めたいと思います。よろしいでしょうか。
大相撲発展の祈念、そしてみなさんのご健康を祈念しまして!(三本締め)ありがとうございました。
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