将棋の羽生善治九段(48)が3月28日、竜王戦1組ランキング戦2回戦で屋敷伸之九段(47)に116手で勝利し、同組の準決勝に進出した。
羽生九段は昨年12月、タイトル通算100期にあと1勝と迫っていた竜王戦七番勝負にフルセットの末に敗れ、27年ぶりの無冠に。今年は各タイトル戦で、大台の100期到達に向けて、挑戦権獲得を目指す戦いが続いている。同組は決勝進出した時点で決勝トーナメントへの出場が決まる。次局の準決勝では、通算の対戦成績で3勝6敗と負け越している“羽生キラー”の永瀬拓矢七段(26)と対戦することになった。
竜王戦は1~6組に分かれてランキング戦が実施され、1組は成績上位5人、2組は上位2人までが決勝トーナメントに出場(3~6組は優勝者1人)。決勝トーナメントでは、上位組ほど挑戦権獲得に近い、変則トーナメントで行われる。現在のタイトル保持者は広瀬章人竜王(32)。
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