29日、DDT名物の『路上プロレス』が、3月に移転したばかりのAbemaTV新社屋『Abema Towers』で行なわれ、お笑いタレント・安田大サーカスのクロちゃんを悲劇が襲った。
これは同社と同じくサイバーエージェントグループであるDDT流の“引っ越し祝い”。以前行われた「社内路上プロレス」に続き、DDTの人気レスラーである男色ディーノが藤田晋社長の唇を奪うと“犯行予告”していた。それを阻止すべく、DDTの“大社長”高木三四郎がレスラーたちをビル各所に配備。ディーノたちと社員の前で大バトルが展開されることになった。
オフィスから社長室、よりによって法務部でのハードコアマッチとDDTらしい“デタラメかつド迫力”のプロレスに社内は騒然。そこにあろうことか、RISEのスター選手である格闘家・那須川天心をはじめ、グラビアアイドルの“尻職人”倉持由香、マッスル両国大会に続いてDDTレギュラー状態の安田大サーカス・クロちゃんまでが入り乱れ、興奮&カオス度は一気に沸点に達した。
最終決戦はディーノ&竹下幸之介&HARASHIMA withクロちゃんvs高木&佐々木大輔&遠藤哲哉。この試合、大社長が「10分以内にディーノ組が勝てなかったらケツキック」という謎のルールを突きつける。藤田社長の唇への最後の関門というわけだ。
しかし、“ケツキック執行人”は世界最高峰のキックボクサー・那須川。実は那須川は、大社長がこのために仕込んだ“刺客”だった。
ディーノは健闘したものの、虚しく時間切れ。ケツキックが決定してしまう……。果たして「那須川のケツキック」を受けるのは誰か? “激痛必至”のため大揉めに揉めたが、「クロちゃんしかいない」という暗黙の空気が場を支配する。
腹をくくった(半ば強制!?)クロちゃんは、ムエタイ王者をもKOした那須川の渾身の蹴りをまともに喰らい、悶絶。あまりの痛さに、床をもんどり打つと「やばい、何か出そう…」と絶叫した。その後、この騒動のターゲットであった藤田社長が「既に社屋を後にしていた」という驚愕の事実が明かされると、男色ディーノは「私たちのこの時間は……」と茫然自失。クロちゃんの尊い犠牲も実ることはなかった。
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