きょう午前、平成に代わる新しい元号が「令和」に決定した。決定を受けた記者会見で安倍総理は「元号は皇室の長い伝統と、国家の安泰と国民の幸福への深い願いとともに1400年近くにわたる我が国の歴史を紡いできました。日本人の心情に溶け込み、日本国民の精神的な一体感を支えるものとなっています。この新しい元号も広く日本国民に受け入れられ、日本人の生活の中く深く根ざしていくことを願っています」とコメントした。
その一方、元号は不要だとする意見や、さらに存在そのものが「人間の尊厳にかかわる」として疑問を投げかける人たちもいる。そのひとつが、3月27日、「改元がアイデンティティを切断することを訴えたい。時間と自己の連続性が、日本では改元の度に切断される」として、東京地裁に元号制定の差し止め訴訟を起こしたのが、長野県の山根二郎弁護士らのグループだ。