歌手で女優の神田沙也加が31日に更新した自身のアメブロで、ミュージカル『キューティ・ブロンド』が千秋楽を迎えたことを報告し、感慨をつづった。
神田は「本日、富山オーバード・ホールにて、ミュージカル「キューティ・ブロンド」は大千穐楽を迎えました！」と報告。「満員のお客様のスタンディング、圧巻の光景でした」と舞台上から客席をバックにした集合写真を公開した。
ヒロインのエル・ウッズ役を演じた神田は「不思議と、役作りの際やお稽古の際、エルの気持ちが分からなくて考え込んだり、悩んだりすることは一度もありませんでした」と振り返り、「今回みたいな原作映画がある作品なら、国籍を変えながら、よりお客様のイメージにあるエルに近づけていくにはどうしたらいいか。役者のお仕事ってそういうたくらみの連続なのかな、と少しだけ思いました」とコメント。
続けて、「舞台ってチームプレイでみんなで作るものであって、主演なんて本当に本当にそのひとかけらでしかないんだって知りました」と述べ、「人の頼り方を、優しいキャスト・スタッフ皆さんから教えてもらった気がしています。こんなわたしに、皆さん惜しみなく沢山お力を貸してくださいました」「"役者として"だけでなく、いち大人としてとても勉強になりました」と感謝をつづった。
神田はこの役で優れた芸術家らを表彰する『第43回菊田一夫演劇賞』を受賞しており、「初演を終えて菊田一夫演劇賞をいただけたことで、わたしが持っているほんの少しだけの「特技」は、エルになりました」と明かし、「キューティ・ブロンドを作り上げるのに情熱を注いてくださったすべての皆様に。本当にどうもありがとうございました！」と謝辞を述べた。
