お釈迦様の誕生日とされる8日、全国のお寺では「花まつり」と呼ばれる行事が行われた。ブッダが生まれた際にとったとされるポーズ、「天上天下唯我独尊」の格好をした仏像に甘茶をかけるのが習わしだ。
お笑い芸人の小籔千豊は、2年前からこの日に合わせて「フラワーフェスティバル」と銘打ち、お釈迦様のカウントダウンイベントを開催してきた。
「幸せになる方法でいったら仏教がダントツ一位」と話す小籔は、その魅力について「偉い人の名前やお経を覚えないといけない、難しいと思うかもしれないが、女性誌の"こういうマインドで生きれば彼氏とうまくいく"とか、"毎日がラクになる"みたいな記事と同じ、それを何百年前から言ってきたかという話。新喜劇の動乱の中で生きてきた僕はストレスが溜まったとき、枕元に置いた禅の教えと空海の本を読む。パッと開いて読んでいるうちに、腹が立っていたのに"このように考えたらどうかな、俺中心で考えてたな、執着しすぎだったな、寝ようか…と、いう気持ちになってくる。悟りを開きたいとか、仏教に何かを押し付けられるとか、そういうことではなく、ちょっと欲を捨てたら気持ちが楽になった」と話す。