熊本地震から3年、再建の中で生じる問題も 夏野剛氏「正しい復興とは何か、冷静な議論を」 2019/04/16 05:42 拡大する 273人の犠牲者を出した熊本地震から14日で3年が経った。熊本県庁では約350人が参列した追悼式が行われ、遺族代表として増田敬典さんが「悲しみは尽きないが、亡き妻のためにも微力ながら復興の力になりたい」と述べた。 多くの家屋や道路などに大きな被害をもたらした震度7の地震。石垣などが崩壊した熊本城の修復は今も続いているが、この3年で熊本はどう変わったのだろうか。 震災直後の生活の再建から街の再建へと軸足が移ったことにより、新たな問題も浮き彫りになっている。震度7の揺れに2度も見舞われた益城町で食料品や衣類などを売っていた岡本商店は全壊。今は仮設団地内での営業や自動車による移動販売を続けながら、店の再建を願っている。 続きを読む