16日、ネットメディアによる業界団体「インターネットメディア協会(JIMA)」が設立された。「ネット版のBPOか」との声もあるが、一体どのような団体なのか。
 加盟しているのは、デジタル毎日(毎日新聞)やBuzzFeed Japanなどの28メディア・企業。ネットの健全な発展や課題の共有と解消などを目指すことを目的に、情報の信用性向上、メディアリテラシーの促進をはかるという。
 業界の利益ではなく“読者を守る”団体ともしているが、慶応大学特任准教授などを務めるプロデューサーの若新雄純氏は「読者を守るというのはウソの情報に騙されないようにということだと思うが、ネット記事で一番被害を受けているのは、読者以上に書かれた人・勝手に取り上げられた人。テレビでそういうことがないとは言わないが、ある程度取材対象を慎重に選んで、その人をどう取り上げるかをもう少し考えていたと思う」と疑問を呈する。