『福寿草』、『私はチャン・ボリ!』といったドロドロ系ドラマで、視聴者を引きつけて離さない強烈な演技を見せてきたイ・ユリが2役を演じ分け、無念の中で死んでいった母と愛する人を奪われた自分自身の仇である母娘に挑んでいく復讐劇。出生の秘密、交通事故、入れ替わり、裏切りといったおなじみの設定が次々と登場する盛りだくさんの展開で、韓国では最高視聴率21.3%を記録した。
 貧しいながらも、母とふたりで幸せな日々を送っていたナヨンは、12歳の誕生日の当日、食事に出かけたレストランで自分と瓜二つの少女の噂を聞く。ナヨンからその話を聞いた母ユネは、ナヨンの実父であるギョンワンを奪って結婚したユギョンのもとを訪れ、自分が彼の娘を産んでいた事実を告げる。驚いたユギョンに殺されそうになったユネは、通りがかったトラックに轢かれて命を落とす。ユネの死を知ったギョンワンは自分の娘だと知らぬままナヨンを家に連れ帰る。その後、彼女がユネの娘であると気づいたユギョンと一人娘のセジンはナヨンに冷たくあたり、結局、彼女は養護施設に送られてしまう。