この記事の写真をみる(2枚)

(自主興行も決まった石島(左)とミステリー)

インディーマット界に新たな勢力が誕生した。ガッツ石島率いる「真GUTS軍」だ。学生プロレス出身の石島は、大学を卒業するといきなり団体「ガッツワールド」を旗揚げ。下積みなしでの団体設立は異例だったが、90年代インディーの熱気と怪しさを意識した興行でファンを掴み、後楽園ホール大会も成功させている。

ガッツワールドは昨年4月に解散。その後、石島はHEAT-UPに所属しつつ、団体内ブランド「GOING-UP」を開催してきた。そして今年2月、HEAT-UPを退団した石島は、ガッツワールド時代からの盟友マスクドミステリーとともに、フリーの真GUTS軍として行動を開始することに。

目標として掲げたのは「インディー統一」。さまざまなリングで力のある者、志を同じくする者と共闘していくという。5月6日には、元ガッツワールドの翔太が現在所属するガンバレ☆プロレスに参戦。また5月28日には自主興行『武骨道』を新木場1st RINGで開催する。TORUvs木高イサミ、竹田誠志vs竹田光珠といったカードは、インディープロレスファンの多くに“刺さる”はずだ。

真GUTS軍のもう一つの軸となるのは、GOING-UPから続く、藤原秀旺率いる「アライヴァル」との抗争だ。昨年、40代にしてインディー大賞のニューカマー賞を受賞している藤原の異名は“唯一神”。4月26日に開催する新木場大会は、そのタイトルを『藤原秀旺の陰謀伝説』という。

石島に加勢した各団体の選手を含む真GUTS軍と「全面激突戦」を行なう藤原は、石島とミステリーの「人権差し押さえ」を宣言。また大会直前になるとマスコミに声明文を送りつけている。しかも短期間に2通。全体に漂う怪しさ、細部に宿る狂気性は、まさにインディープロレスの醍醐味だ。以下の文章から発せられる怪電波をキャッチした者は、新木場に向かうべし。

「まずはじめにこのガッツ石島率いる「真GUTS軍」との闘いは今回で本当に最後になります。はっきり言ってしまえばもういいのかな? という感じ……。Going-upを終わらせたのは藤原秀旺ではないしアライヴァルでもない。

彼らが勝手に潰れただけ。

ガッツ石島はそこいら辺をキチンと総括できていないのではないのか? 方向性も含め、ボク自身がまず音楽活動に専念したいわけなんですね。40歳の時にやろうとしていた記念盤のレコーディングも延び延びになってしまった……。

もうひとつ難しい話をすれば、アライヴァルとして言うならばもっともっと世界というもの、宇宙というものを俯瞰でみていかなければいけないと思ってて「陰謀」という言葉だけが独り歩きしていますが、その「陰謀」の向こう側を見てみたいと……。それが! その答えが直感的に「真GUTS軍」ではないような気がしました。

若い佐山駿介にしても竹田光珠にしてもこれから新しい時代のプロレスをしてほしいとはひとつも思っていません。そうやって時代のせいにして甘えて死んでいってほしいと思います。

いろいろしゃべり過ぎましたか?

最後になりますが、最後になるアライヴァル対真GUTS軍全面激突戦、4.26新木場ファーストリング最高で最低、最悪の終わりを見にくればいいと思うけど……。

唯一神 藤原秀旺」

拡大する

(『藤原秀旺の陰謀伝説』はポスタービジュアルも抜群)

■藤原秀旺より「ガッツ石島、マスクドミステリー不人気確定のお知らせ」

【前売券】ビジネスクラス(最前列・特典付)5000円・ガッツ&ミステリー救済シート(ステージ席・特典付)は売り切れました。しかし、エコノミークラス(自由席)4000円はどんでもない数が余っております。こうなりますと興行自体が大赤字となるばかりでなくガッツ石島、マスクドミステリーの不人気の証明になるばかりか、さらには餌を少なくすることと質をかなり下げる刑を実行しなければならなくなります。

皆様方におかれましては4.26新木場、最後のアライヴァル対真GUTS軍全面激突戦!

是非、見に来てください。というより犬っころ達のザマを見に来てください。

あと、佐山駿介は底辺!サンキュウーです。

【その他の注目記事&動画】

“Hカップ”闘魂グラドル白川未奈が失言! 本番前に「ゴム持ってないですか」とスタッフに絶叫

“Hカップ”闘魂グラドル白川未奈が失言! 本番前に「ゴ...
“Hカップ”闘魂グラドル白川未奈が失言! 本番前に「ゴ...
 AbemaTVで放送された「全日本〇〇グラドルコンテスト -アビリティ-」にプロレスラーでHカップグラドルの白川未奈が出演。「サドンデス大縄跳び」でプロレスラーとしての日頃の鍛錬ぶりを見せつけ、ライバルのグラドルたちを圧倒した。
この記事の写真をみる(2枚)