4月29日にAbemaTVで『Abemaミッドナイト競輪 前橋 F2 初日』が放送され、お笑いコンビ・パンサーの向井慧とグラビアアイドルの柳いろはが出演し、生放送を見ながら予想した。2人はインターネット投票サービス・WinTicketで投票し、一喜一憂の3時間となった。
開始段階のポイントは向井が5万6000ポイント(円)で柳が2万85ポイント。向井はこれまでにも競輪を楽しんだ経験があり、ミッドナイト競輪を自宅で視聴したこともあるという。
「コメント見ながらやるといいです。皆さんいい予想をしています。ほかの人の意見を見るのも大事」と、向井はネット生中継ならではの楽しみ方を解説。そんな向井だが、第2レースで1000ポイントを投じたところ、1620円がついた。つまり、1万6200円になったわけだが、競輪の魅力についてはこう語る。
「力が抜きん出ていても、競輪って力だけでは勝てないんです。展開、作戦、これがおもしろいんです。1620円、つきますねー……。1万6200円です。よく考えてください。1万7000円を稼ぐのがどれだけ大変か、ということを。こうやって楽しくやりながら1万7000円が増えるんですよ」
思わず1万6200円を1万7000円と表現するほど興奮していたのだろう。しかし、「遊びの範囲で皆さんやってください。あくまでも」と、熱くなりすぎることへの注意も忘れなかった。向井の当たりを横で見ていた柳は「“4”を軸にしていたのに……。そっかー」と悔しそうな表情。
興奮冷めやらぬ向井は「展開がバチコンすぎておもしろいなぁ、やっぱり。3レース、早く予想したいですね」と語った。番組では予想中に木魚のような音「ポックン」が鳴り続けるが、大勝した後だけに「投票終えて聞くポックンはイヤじゃない。こういう気持ちでポックン聞いていたい」と勝利をしたら何事も許せるようだ。
向井は3レースでは負けたにもかかわらず興奮状態で「説明したい! これはしびれましたよ。私、2-5だと思ったけど、2点張りでこっちも押さえるという、冷静にやるのが大事です」と自己流の投票術を語る。すると的中させた柳は「向井さん、確実に両方買ってますものね。私はこれ(1点)にこう、といってしまう」と発言するが、向井は「その嗅覚がすごい。ダメな人はそこでダメになってしまう」と柳流も評価していた。
向井はレース中にはひたすら「6は内を狙うしかない!」などと、解説者顔負けの分析を続ける。最終第7レースで向井は1万ポイントで2点購入したが、両方ともハズレ。一方、柳は300ポイントで1660円がつき、「めっちゃうれしい、めっちゃうれい」と大喜び。最後のレースで多額のポイントをつぎ込んだ向井は「熱くなっちゃったなぁ、反省」とのこと。
最終的に向井は5万6000ポイントが3万3060ポイントになり、柳は2万85ポイントが2万8760ポイントとなった。向井が2回の的中に対し、柳は3回。しかし、柳は向井に対し「先生(向井)の教え方が、勉強になりました。オッズにあんまり影響されない、というのが一番勉強になりました。“軸”を決めたら変えないというのが大事」と柳流の投票術を一つ確立したようだった。
向井は今回の競輪体験について「こんな、3時間もやったってことですよね。体感的には本当に30分ぐらい!」とあっという間だと感じたようだ。