1月に上梓した『21世紀の戦争と平和: 徴兵制はなぜ再び必要とされているのか』などで、徴兵制の必要性について提言してきた国際政治学者の三浦瑠麗氏。2日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』でも、橋下徹氏とこの問題について議論した。
三浦:兵隊さんって、みんなよりも先に戦争に行く。あるいは日々の訓練も含めて、みんなが嫌がることもしている。そして政治スキャンダルが起きた時、市民はSNSで色々つぶやいていいけど、兵隊さんはつぶやいちゃいけない。これは市民の権利を半分剥奪されているとも言える。もちろん匿名でやっている人もいると思うけど、たとえば現役の将官の人が政府の方針や野党に対して正面から歯向かうことをツイートしたらクビでしょう。かつて統合幕僚会議議長だった栗栖弘臣氏は有事のときにも戦車が赤信号で止まらなきゃいけないことを問題提起して、事実上クビになった。